2016/02/04

MacでG'MIC(plug-in for GIMP)を使えるようにするには

この記事を書いている動機は、私自身がG'MICを使えるようにするため大苦戦したからです。ネットを見て回ると、アメリカの人も、イギリスの人も困っていました。

まず最初に簡単にG'MICについて紹介したいと思います。

G'MICはGIMP用のプラグインです。プラグインは本体ソフトの機能を拡張してくれるものですが、G'MICはGIMPのフィルターを拡張して、400種類以上も増やしてくれます。びっくり!写真の加工には必要にして充分というか、多過ぎ!ともかく使わない手はありません。

さて本題です。私も含めてみんなが困っているのは、指示どおりインストールしても、フィルターメニューの一番下に、「G'MIC...」とグレーで表示されず、使えないからです。

結論から先に書くと、公式サイトでなく「GIMP on OS X」のGIMPを使えば、悩み解決です。
さくさくとG'MICが使えます。


公式とどう違うかと言えば、まずバージョンが一つ古いです。現時点で公式のバージョンが、2.8.16で、GIMP on OS Xの方は、2.8.14です。
そして二つ目の違いは、公式にはGIMP on OS Xと同じバージョンの2.8.14も用意されていますが、GIMP on OS Xの方はよりチューンナップされています(ソースコードは同じですが、コンパイル環境が違います)。したがって公式の2.8.14GIMPでは、G'MICは使えません。

GIMP on OS XのGIMPのダウンロードは下記で行ないます。
http://gimp.lisanet.de/Website/Download.html


GIMP on OS XのGIMPのダウンロード&インストールは終了しましたか?いよいよG'MICのインストールですね。方法ははネットで調べれば分かります。冷たい?分かりました。簡単に説明しましょう。

1. G'MICのダウンロード


G'MICのダウンロードサイトに行きます。
http://gmic.eu/gimp.shtml

G'MIC plug-in for Mac Intel」を選択してクリック。

「Stable builds」と「latest GIT builds」の二つのカテゴリーが表示されますが、「Stable builds」を選択します。

現時点では5つのdmgファイルが表示されます。一番下のファイルが一番新しいバージョンなので、それを選びます。ダウンロードが始まります。サイズは約30MBです。

2. G'MICのインストール


dmgファイルをマウントすると、3つのフォルダーとREADMEファイルがあります。
「10.10.5_Yosemite」という名前のフォルダーを開きます。

二つのフォルダーと3つのファイルがあります。この中で必要なのは、gmic_gimpファイルです。これがプラグインです。
gmicファイルって何なの?と疑問を持たれた方もいると思いますが、これはG'MICをコマンドラインで使用するための実行ファイルです。G'MICをより高度に使えます。これはネットで調べて下さいね。

gmic_gimpファイルをホーム→ライブラリ→Application Suppor→Gimp→2.8→plug-insフォルダーに入れます。

ファイダーを立ち上げてください。左横にあるホームアイコンをクリック。
ライブラリフォルダーを開きます。
Application Supportフォルダーを開きます。
Gimpフォルダーを開きます。
2.8フォルダーを開きます。
plug-insフォルダーを開きます。ここにgmic_gimpをドラッグして入れてやります。

お疲れ様でした。これでインストール終了です。

3. G'MICで遊ぶ


GIMPを立ち上げている人は、一旦終了してから、また立ち上げましょう。
これで G'MICで遊べます。Have fun!

この記事は、2016年2月4日現在の情報に基いています。